21May
社会人となり自らの収入で生活を行うようになると、無駄遣いをせず収入を増やせば、貯蓄が増えます。
しかし、お金に働いてもらうという考え方を教えてくれる人は、資産家を両親に持つ人だけです。
両親もお金に関する教育を受けていないために、子供に教えられない状態となっています。
お金に働いてもらうという考え方を身につけよう
社会人として独り暮らしを始めると、収入を増やして支出を最小限に抑えれば、貯蓄に回せるお金が増えることが分かります。
日本人が得意な貯蓄を行うことで、いざという時に使えるお金を積立出来るわけです。
しかし、預金や貯金は現金をそのまま金融機関に預けてもゼロ金利政策を超えたマイナス金利政策により、資産運用出来るわけではありません。
新たにお金に働いてもらうという考え方を知り、貯蓄に全て回すことはせずに一部を投資することが大切です。
投資に回すお金を確保すればお金の使い方を学べる
会社員として働き始めてからは、毎月給与収入が得られるので上手にやりくりをすれば、貯蓄額を最初に増やすことが出来ます。
貯蓄額が1ヶ月分の給与額を超えた時点で、生活費を除いた全額を貯蓄に回していた状態から、貯蓄と投資に回すお金に分けることが大切です。
投資を行うことで、会社務め以外で得られる収入が増えるので、投資で得られた新たな収入を再度貯蓄と投資に分配し直せるわけです。
投資に回すお金を確保出来れば、お金に働いてもらうという考え方が身につきます。
投資と投機の違いを理解すれば財布の数を増やせる
生活費と貯蓄に回すお金を除いた余剰資金は、投資または投機を行うことで新たに増える可能性があります。
しかし、投資と投機の違いを理解していなければ、無謀な賭けに出てしまうこともあるので、少なくとも両者の違いを把握しておくことは重要です。
投資は、将来性があり有望な投資先へ長期に渡り資金を投じることを意味します。
一方、投機については、乱高下する相場の変動を利用して短期的に高い利益を確保しようとする取引となっています。
相場変化を見誤ると大きな損失が発生する可能性があるので、賭け事の要素があるわけです。
投資には元本保証がありませんが、長期間に渡り長い目でお金を増やしていくところが、投機とは異なります。
地道な資産の増やし方が投資と考えると、一発逆転狙いで勝負に出るお金の増やし方が投機となるわけです。
資産家の生活は意外と質素で庶民的
お金持ちと呼ばれる人の中には、代々資産家で知られた家柄の人達がいます。
大邸宅に住み豪華な家具で囲まれていますが、物持ちが良く暮らし向きは意外と質素で庶民的なことに驚くはずです。
資産家の生活が地味なことは珍しいことでは無く、健康に気を遣った生活をするほど食生活もヘルシーになります。
資産家同士の付き合いにより、外食をしなければならないことも多いので、手間ひまかけて作られた料理を外食時に食べる機会が増えてしまうわけです。
しかし、ここぞという時には投機を行っていた資金を回収して支出に回すことも出来るので、貯蓄額と投資・投機額のバランスを考えてどの財布から出すのか考えると良いです。
サラリーマンでも1億円の資産形成を行える
会社員として数十年勤務を続けると、生涯収入だけで2億円を超えるといわれています。
年収による差はあるものの、サラリーマンであってもやり方次第では1億円を超える資産形成も可能です。
この時に重要な考え方が、お金に働いてもらうという方法です。
サラリーマンならば、給与収入という安定した収入源があるので、貯蓄とは別に準備した投資・投機用資金で上手く運用すれば、投資や投機からの回収金を新たな投資・投機資金として回せます。
貯蓄から投資へ回せる金額を増やせれば財布の数を更に増やせる
貯蓄額が給与収入1ヶ月分を超えた時点で、生活費を控除した残りの金額のうち貯蓄から投資へ回せる金額を増やせないか検討すると良いです。
全額投資に回すことは避けて、半分を投資に回し残り半分を投機に回すことが出来ます。
投資と投機を別財布とすれば、お金に働いてもらう機会と収益管理がしやすくなるわけです。
投資と投機により回収出来た金額を、貯蓄・投資・投機に再分配すれば更に財布の数を増やすことが出来ます。
資産家の多くが最低3つ以上の財布を持つ理由として、投資や投機といったハイリスクな取引を行うためには、貯蓄という安定した資産が必要だからです。
まとめ
資産家の家庭に生まれた人以外は、お金に関する教育を専門的に日本では受けていないため、海外留学先でカルチャーショックを受ける人が少なくありません。
大学生の時点で既に複数の財布を持ち、積極的な投資や投機を行っている大学生が多いからです。
会社員として就職した後に、副業が禁止されている会社であっても投資や投機については個人の自由として多くの会社で禁止されていません。
資産家の家庭で生まれ育った人が両親から教えられているお金に働いてもらうという考え方は、一度身につけて習得すれば、資産家と同じお金に関する知識を保有したことになります。